当時、小学生と中学生。手掌多汗症・足蹠多汗症の症状を抑える手段があることを知り、随分日常生活を送りやすくなりました。
ここでは、多汗症について・手掌多汗症の治療を受けるまで不便だったこと等をレビューしています。
多汗症について
多汗症には、■全身に発汗が増加する全身性多汗症
■身体の一部(頭・顔・手のひら・足の裏・わき)に過剰に汗が出る局所性多汗症
があります。
気温が高くなく、運動をしていないにも関わらず大量の発汗がある状態。緊張・不安といったストレスも発汗のきっかけに。
・顔面多汗症
・手掌多汗症
・足蹠多汗症
・腋窩多汗症
子供2人の多汗症の症状
子供2人は手の平・足の裏の多汗症なので、手掌多汗症と足蹠多汗症。小児~思春期に発症することが多い疾患で、特に手掌多汗症は日常生活への影響が大きく、足蹠多汗症を同時に伴っている人が多いようです。
手掌多汗症あるある
子供二人が感じていた多汗症の症状について(※親視点からの記述)小学生になって手汗が多いことに気付く
「子供=汗かき」と思っていたので、「顔・背中に汗をかくのと同じように、手・足にも汗をかいている」とあまり意識していませんでした。ただ、小学校に入って勉強が始まると、子供自身が手汗の症状に悩まされるようになり、「他の子と同じことができない」と苦労するようになりました。
手汗・足汗による皮膚疾患(汗疱・かんぽう)も出るようになりました(汗疱状湿疹・異汗性湿疹)。不自由に感じるのは勉強面だけに留まらず、習い事や対人関係にも気を使うようになりました。
学校面での多汗症あるある
・紙・ノートが濡れる(ふにゃふにゃになる)
(紙が濡れると消しゴムが使いにくく、破れることも)
・紙・ノートが手にくっつく
・細かい手作業ができない
・折り紙が折れない(ふにゃふにゃになる)
・鉛筆や物が手から滑る
・ピアニカ・リコーダーに汗が残る
・鉄棒・うんてい・登り棒などで手が滑る
・常に厚手のタオルハンカチを所持
・特に運動をしていない、暑くもないのに手汗・足汗をかく
(何かに熱中したり、テストや発表などで緊張すると一気に手汗をかく)
・汗に気を取られて集中力が低下する
対人関係での多汗症あるある
・握手・手をつなぐ行動に気後れする
(「触れた時に手汗を嫌がられるかも」と思うと消極的になりがち)
・手を見せたくない
(手汗でできる汗疱・湿疹が、一見水虫などの感染症に見えてしまう)
機械を触る時の多汗症あるある
・スマホの指紋認証がスッとできない
(新しく買い替えた際「指紋認証なしのスマホに戻して欲しい」と言われました)
・スマホがびしょびしょ
・キーボード・ゲームスティックがびしょびしょ
・ゲーム機が壊れる
(子供が遊ぶと、常にゲーム機のボタンがびしょびしょでした。こまめに拭くように言っていたはずが、次第に「〇ボタンがきかない」「次は十字キーも」と言うように。3DSを分解したら、手汗が内部にギトギトこびりつき、金属部分は錆びていました。保証期間が過ぎていたので修理部品を取り寄せて自力で修理。細かい部分のパーツ交換よりも、機械の奥にまで染み込んだ汗のこびりつきの払拭が大変でした。)
習い事での多汗症ストレス
・テニスラケットのグリップが手汗で濡れる(ラケットが吹っ飛ぶほどの手汗ではないものの、かなりのストレス)
・汗疱で手の皮がむけ、テニスラケットを強く握れない
(季節の変わり目にできる汗疱によく悩んでいました。汗疱はかゆく、皮がむけると染みます。痛くてテニスラケットを強く握れず、打球が弱くなってしまうことも。)
・武道の練習で手汗が気になる
(「手汗が相手を不快にさせてしまう」という点がストレスに。)
足蹠多汗症あるある
・手足が濡れていて冷えている・靴がぐっしょりしている
・クロックスを履いていると足汗で滑って脱げてしまう
・裸足で歩くと床に足跡が残る
・トイレのスリッパが濡れる(次に入る人が驚く)
多汗症の不自由さ
健康上の問題はないようにみえて、日常生活での不自由さが多い多汗症。他の人がパッと見て汗をかいているかどうか分かりにくい程度のじんわりと湿った手汗でもこれだけ生活に支障が出ていたので(多分レベル1~2)、手のひらから汗がしたたるほど大量の汗をかいてしまうレベル(レベル3)だと苦労が絶えないはずです。
精神的緊張で交感神経が刺激されて発汗するので、「汗を止めよう」と思うとさらに出てきてしまい、テストや授業に集中できないのが嫌だった様子。手汗は体の汗以上にコントロールができないのが辛いところです。
また、武道では相手と触れ合うことが多く、「相手も嫌と思うけど、自分も不快にさせているのが嫌だった」とのこと。
手汗をかく体質を皆に予め伝えておくことで、他の生徒に嫌がられる素振りをされませんでしたが、休憩時間にまめに手を洗う、組手の前にハンカチや道着で手汗を拭くなど清潔感を意識させました。
手汗ハンデを抱えて二人とも5年間通い、仲間に恵まれ感謝の日々でした。子供は何とか続けることができましたが、多汗症のために好きなスポーツを諦めた子もいるかもしれません。もっと早く手汗治療を知っていれば、もっと楽しく通えたのではないかという点が少し後悔する点です。
手汗・足汗の治療用にイオントフォレーシス(サーリオ)を購入したので、そちらのレビューも参考に。
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