浴室換気扇から落ちてくるカビ
浴室換気扇の送風口から黒い塊(カビ)が落下するようになったので、数年ぶりにカバーを開いて内部のファンごと掃除してみました。浴室換気扇は浴槽の真上にあるので、換気扇の汚れを放置すると安心して風呂に入れません。
浴室換気暖房乾燥機「マックス UFD-16A」は、標準使用期間が10年の商品。シロッコファン型の浴室換気扇です。
すでに標準使用期間が過ぎている状態ですが、カビが落ちてくるだけで機能的には問題がないので、クリーニングで長持ちさせることができればとお手入れ開始。
浴室換気扇のカバーの取り外し
▲換気扇の電源・ブレーカーを切ってから、浴室換気扇のカバーを取り外し。
ネジを隠すようにネジ穴カバーが付いているので、隙間にマイナスドライバーを突っ込んで取り外します。(カバーの外し方がぱっと見て分からないため、掃除できるとは当初思っていませんでした。カバーを外さないでくださいと取説にあるので、自己責任で行います。)
換気扇カバーのネジは4つなので簡単に取れますが、高所作業は肩がこるので、途中からはマキタの電動ドライバーで作業しました。マキタは充電工具が豊富で、バッテリーを使いまわしできて重宝しています。
家に電動ドライバーが一台あるとかなり便利。
工務店の方が修理時に使用していたペンインパクトドライバーの方が小型なので、こういった高所作業に便利そう。
ネジを外す際には、排水溝を閉めておくと安心。浴槽は排水溝へと傾斜がかかっているので、ネジが落ちこむ危険性があります。
浴室換気扇のカバーを外して洗浄
▲カバーを取り外した状態。
一見汚れは目立ちませんが、内部のファンにホコリ・カビがびっしりと付着。浴槽に降ってきた黒い物体は、ここの汚れがぽろぽろと剥がれてきたもの。
フィルター・カバー表面は定期的に掃除しているのでぱっと見は綺麗ですが、内部の汚れは想像以上。
歯ブラシはヘッドが大きくて隙間に突っ込めなかったので、100円ショップで隙間ブラシを購入して使用。換気扇スクレーパーという専用の商品もあるので、ファンが取り外しできない場合は利用してみても。
換気扇スクレーパーだと、押しても引いても汚れが落ちるので便利。台所・浴室の両方で使えます。
▲浴室換気扇のカバー内側。
乾燥フィルターは定期的に掃除していましたが、カバーの内側はカビだらけ。写真ではよく分かりませんが、小さな虫も数匹息絶えていました。
まずはバスタブクレンジングを吹き付けてブラシ洗いし、カビ汚れが頑固な箇所にはカビキラーを。
※浴室が濡れると足が滑りやすくなるので、カバーやファンは洗面所で洗浄しました。
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浴室換気扇のネジのサビ対処
▲ファンを固定しているネジの中には、錆びているネジがちらほらと。
浴室は湿気が多いのでサビは仕方ありませんが、写真左のネジはネジ山がつぶれて回らなくなりました。ここが外せないとファンを取り外せないのでピンチ。
▲溝がつぶれたネジを外すために、ネジはずしビットを購入。
替えネジとしてなべタッピングも購入。取扱説明書と同じネジがホームセンターになかったので、似た感じのものを選びました。
ネジ山がつぶれてしまった場合、輪ゴムを噛ませる、ペンチで挟んで回すといった方法もありますが、どれもうまくいかなかったので、今回はネジはずしビットでネジの頭に新しい溝を掘ってどうにかネジを取り外しました。
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浴室換気扇のファンの取り外し
▲苦労してネジを外した後は、ファンの取り外し。
ファンを間近に見てみると、かなり汚れが付着しているのが分かります。
モンキーレンチを使ってナットを外しました。
ファンも簡単に外せると思いきや、ファンとモーター軸が固着していて引っ張り出すことがなかなかできず。「ここ外して大丈夫なところ?」と不安に。ファンの取り外しだけで10分格闘。
※シロッコファンが外せない機種もあるので、事前にチェックが必要。
油切れで固かったのかもしれませんが、無理やり引っ張って有償修理になるのは嫌なので、じわじわと根気よく引っ張り出しました。
浴室換気扇のファンを洗浄
▲ファンにシャワーをかけると、ドロドロと大量の汚れが流れ落ちてきました。
排水溝のつまり防止のためにネットは必須。台所と違って油汚れはないので、お湯とカビキラーで簡単に汚れが落ちました。
数年前に隙間ブラシで掃除しましたが、丸洗いした方が断然すっきり。数年分の汚れが綺麗になりました。
サビたネジの取り外し・固いファンの取り外しに比べると、洗浄は楽。本体や取り外せない部分は、丁寧に拭き掃除。
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錆びたネジを新しいネジに交換して取り付け
▲洗浄したファンを元に戻して、ネジで固定。
サビが酷かった箇所だけ新しいネジに交換。元々は取扱説明書とは違うネジの先端がカットされたものを付けてくれていましたが、ホームセンターで同じ形がなかったのが残念。(一つ一つペンチカットしてくれていたのかもしれない)
サビたものは再利用できず、新しいネジの先端をカットするのも面倒なので、購入した長さ違いのネジをうまくはめ込んで固定していきました。
熱交換器のネジも次回にはきちんと交換したいところ。(こういう所をさぼるから後々面倒なことになっている気もする)
「なぜこんなに錆びているのか?」と不思議に思っていたら、子供が「昔、天井にシャワーをかけて水滴が落ちてくる遊びをよくしてたからかな~」とのこと。浴室換気扇にもぶっかけていたそうなので、その辺に理由がある気がします……。
浴室換気扇の運転切り替え時に異音発生
ひとまず作業終了!と思いましたが、電源を入れて運転開始すると、送風→乾燥といった運転の切り替えの際にカラカラカラ…といった異音が発生。
作業終了と思ったのに、またカバーやファンを外して調整。「やばい。壊したかも……」とヒヤヒヤ。
作業のやり直しは地味にイラっとするので、試運転して様子を見てからカバーを取り付けた方が良さそうです。※ファンが回転している状態では作業しないよう注意。
浴室換気扇の異音の原因としては、
■ホコリ・汚れの蓄積
■モーターの軸のずれor破損・変形
■モーターのオイル不足
■モーター・ファンのさび
…などがありますが、カラカラカラ……といった異音の場合は、モーターの軸のずれor破損・変形が原因のようです。
実際、きちんとはめ直すと異音が解消されました。面倒に思って「異音がある状態でもいいか……」と放置しそうになりましたが、異音がある状態で使い続けると新たな故障の原因にもなるので早めに修正できて良かったです。
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浴室換気扇の洗浄にかかった時間・仕上げ
ファンの分解は多少疲れましたが、綺麗に丸洗いできたのですっきりしました。
サビたネジがなかなか外せず時間がかかり、全部で2時間ほどの作業となりました。
ネジにサビがない&ファンがすっと抜ける場合は、そこまで難しい掃除内容ではないと思います。丸洗いする方が、隙間ブラシでちまちま落とすよりも楽でした。
熱交換器の配線を変にいじらないようにだけ気を付けました。
24時間換気をつけっぱなしにしているのにカビが多くてショックだったので、洗浄後にルック おふろの防カビくん煙剤で仕上げ。
朝・夕方・夜・深夜……と風呂に入る時間が家族で時間がバラバラで、風呂場がカラッとしている状態が保ちにくいので、防カビ剤でカビが付きにくくなればと期待。
手順が分かれば毎年掃除できる内容なので、また来年あたりに掃除する予定。
換気扇のカビの繁殖を放置しておくと浴室内にカビをまき散らすことになるので、綺麗になってサッパリしました。
浴室換気扇の洗浄にかかった費用
新たに購入したのは、
■ネジはずしビット No.NEJ-1(M3~M4用) 約700円
■なべタッピング 4×10mm 薄鉄板・木材用 約24本 約500円
■ステンレスなべタッピングJS 4×16mm 約74本 約330円
…の3点。
ネジにサビがなければ、特別専門的なものは必要ないかと。
隙間ブラシ、バスマット&脚立、電動ドライバー、カビキラーなどがあれば便利。
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浴室換気扇の本体取り外し・熱交換器の掃除について
取扱説明書にはフィルター掃除の記載のみで、本体の取り外し・ファンや熱交換器の取り外しなどの記載はなし。(修理技術者以外は分解や修理を行わないようにとのこと)
熱交換器も綺麗に掃除したかったのですが、ブラシで軽く擦って掃除機で吸引するだけに留めました。後から考えると、掃除機を使うよりもエアダスターを使った方がよりホコリを落とせたかもしれません。
無理に作業すると元に戻せなくなったり、部品に歪みが出たりして買い替えが必要になるかもしれません。賃貸の場合は弁償の可能性もあるので、素人が本体ごと外して完全丸洗いまでするのは止めておいた方が良さそう。
高所作業になるので、床の濡れや脚立のぐらつきには要注意。
自己責任の元、自分のできる範囲で掃除してみましたが、上を向いての作業は想像以上に辛かったので、自信がない方は専門業者へ。
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