幼少期から多汗症で悩んでいた子供達のために、2020年にイオントフォレーシス(サーリオ)を購入して治療を開始しました。
当時、小学生と中学生。手掌多汗症・足蹠多汗症の症状を抑える手段があることを知り、随分日常生活を送りやすくなりました。
ここでは、多汗症について・治療を受けるまで・湿疹(汗疱)・サーリオの使用レビューなどについてまとめています。
イオントフォレーシス「サーリオ」 |
多汗症について
多汗症には、■全身に発汗が増加する全身性多汗症
■身体の一部(頭・顔・手のひら・足の裏・わき)に過剰に汗が出る局所性多汗症
があります。
気温が高くなく、運動をしていないにも関わらず大量の発汗がある状態。緊張・不安といったストレスも発汗のきっかけに。
・顔面多汗症
・手掌多汗症
・足蹠多汗症
・腋窩多汗症
手掌多汗症・足蹠多汗症あるある
▲幼少期はあまり意識していませんでしたが、小学校に入って勉強が始まると、子供自身が手汗の症状に悩まされるようになり、「他の子と同じことができない」と苦労するように。
<多汗症あるあるの実例>
・紙・ノートが濡れる
・鉛筆や物が手から滑る
・鉄棒・うんてい・登り棒などで手が滑る
・特に運動をしていない、暑くもないのに手汗・足汗をかく
・汗に気を取られて集中力が低下する
・握手・手をつなぐ行動に気後れする
・汗疱があるため、手を見せたくない
・スマホの指紋認証がスッとできない
・スマホ・キーボード・ゲーム機がびしょびしょ
・手足が濡れていて冷えている
・靴がぐっしょりしている
・裸足で歩くと床に足跡が残る
▲勉強面・習い事。対人関係……と色々な方向に気を遣う日々。健康上の問題はないようにみえて、日常生活での不自由さはかなりありました。
多汗症が原因の汗疱で皮膚科へ
周りに「子供が汗かきで……」といった方が複数いたので、最初は特に病気と認識せず過ごしていました。が、ある時から子供の手のひらにプツプツとした吹き出物がたくさんできるように。
スイミングをしていたので「何かの感染症か」と心配して皮膚科へ。
そこで初めて知った「手掌(しゅしょう))多汗症」。
↑手のひらにプツプツとした吹き出物がある状態 |
「子供は汗をかきやすく、体がそれに追いつけずに汗疱(かんぽう)ができる」
「手のひらから出ていく汗の量の限界を超えて、皮膚の下に溜まっているので、これが湿疹となって痒くなる」
といった説明を受け、塗り薬を貰いました。
汗疱状湿疹(異汗性湿疹)とは、手掌・足底に痒みを伴う小水疱が出現する湿疹性の皮膚疾患。汗をかきやすい夏季や季節の変わり目になりやすく、小さい水ぶくれができたり薄く皮がむけてきたりします。
毎年繰り返すことも少なくありませんが、子どもでは成長するにつれて軽くなることが多いようです。
薬を塗って10日程で元通りになったので良かった良かったで終わったのですが、季節の変わり目ごとに(特に春から夏にかけて)何度も同じ症状が出るように。
水虫は指の間など蒸れる場所に発症しやすいのに対し、汗疱は指の側面・手のひら・足の裏全体など広い範囲にできます。小さな水疱のまま自然治癒することもあれば、水疱が大きくなってかゆくなり、皮がむけてかき壊してしまうことも多々。水虫と違って人には感染しません。
「成長とともに症状が軽くなるかも」という言葉通り、確かに手汗はあるものの、上の子は手の汗疱が収まってきていました。(追記:手の汗疱ができなくなってからしばらくして、足裏の皮むけもしなくなりました。)
当時の皮膚科では汗疱を直すための薬をもらうだけ。湿疹が出ないように手汗を抑えるための治療についての説明はなく、そういう体質なのかと諦めて薬を塗る時期が数年続きました。
汗疱ができないようにするため、汗づまりの予防も心がけました。なるべく手足が蒸れないようにする・手足をまめに拭く・洗うなど。
のちに、「汗による汗疱を薬で治療するだけではなく、汗疱が出ないように多汗症の治療をしたい」と考えるように。
多汗症の治療をしたい
手足の汗の量が減ってこない
↓
汗疱を塗り薬で治療するだけでなく、手汗・足汗そのものを減らす治療をしたい
と思って自分なりに治療法を調べたところ、
■塩化アルミニウムを含んだ塗り薬
(脇汗には有効。効果が一過性。長期使用による皮膚炎の可能性も)
■胸部交感神経遮断手術
(多汗を引き起こしている交感神経を切除する手術。副作用の代償性発汗について個人差が大きい。一度行うと手術前の状態に戻せない)
■イオントフォレーシス
(手足を水のはった容器に浸し、弱い電流を流して汗の出口を塞ぐ。1回の治療で効果が持続せず繰り返し行う必要がある。1回の治療が20~30分で週3回通い続ける→効果が出始めると治療回数は減る。)
■内服薬
(喉が渇く副作用があり、大量に水を飲むと汗が増えてしまう)
■ボツリヌス毒素の局所注射
(交感神経を麻痺させ汗を出すのを抑える。1回の注射で数か月効果が持続するが、副作用もあり)
などがあげられていました。
手汗止め用のクリームの販売などもあり、パッケージが高級ハンドクリームのような感じなので持ち歩きにも良さそうです。
精神性発汗に効果があるつぼもあるので、自律神経の乱れをおさえてくれるつぼを刺激するのもいいようです。
イオントフォレーシスの治療を選択
上記の治療法の中で、副作用が少なく、効果が高そうなのは「イオントフォレーシス」治療と判断。ただ、当時通っていた皮膚科には機械がなく、田舎では治療してくれるところが少なそうでした。
※「多汗症の専門的治療ができる病院」としてネットで記載されていても、問い合わせすると塗り薬・内服薬のみの場合も。
大病院には遠く、予約が取りにくそう。一回の治療が20~30分であったとしても、遠い所まで週3回二人を通わせ続けるのは難しいと感じました。(効果が出てくると週1にはなるよう)
家から通える範囲の皮膚科には「イオントフォレーシス」が導入されていなかったため、治療は数年先と考えるように。大学生になったら自分で通院できる年齢になるし、講義のない時間に予約を入れて通えるようになるかも、それまでに手汗が収まっていれば・・・と。
長期休校がきっかけとなり、自宅治療を検討
治療はまだまだ先になると考えていた所、コロナ感染症対策として急遽長期休校に。子供が暇にしていたので、今のうちに自宅でできることはないかと考え、イオントフォレーシスの家庭用機器の購入を検討。
自宅で使用できる家庭用イオントフォレーシス機器は高価。
しかし、
・自宅で過ごす時間が多い今なら、イオントフォレーシスを習慣化できる
・二人の内一人だけでも効果があればラッキー
・皮膚科に週3回も通うと違う病気をもらいそうだけど、自宅治療なら通院なしで続けられる
と考えて、口コミ評価が良かったドイツ製家庭用イオントフォレーシス機器「Saalio(サーリオ)」の購入を決めました。一番使い勝手がよさそうなのが決め手。
サーリオと他商品との比較
サーリオのメリット・治療頻度が少ない
・治療時間も短い
・消耗部品がなく長期使用に向いている
・腋窩多汗症・顔面多汗症用の器具も別売りで購入できる
・日本サイトで注文できる
サーリオのデメリット
・値段が他社製品に比べて倍以上高い
イオントフォレーシス「サーリオ」 |
9万円の商品を子供に購入するのはかなり迷いましたが、
・もう汗で嫌な思いをしなくて済む
・二人分の治療が一台でできる
・これ以上ゲーム機・スマホが壊れるのを防げる
というメリットと天秤をかけて購入を決めました。
「Dermadry(ダーマドライ)」の方が値段が半額程度で安いので最初はそちらを検討していたのですが、サーリオの方が治療時間も治療期間も短くて済み、消耗部品がないので長期使用に向いているかなとこちらを選択しました。
「Dermadry Total - 手・足・脇の過剰発汗の治療用イオントフォレーシス装置」でも効果は高いようで、値段が安くてAmazonで購入できるというのは嬉しい点です。
イオントフォレーシス「サーリオ」購入
2020年4月24日に注文
・サーリオ®本体(説明書日本語訳 手足用のマットとトレイ付き) 89,800円
・脇汗パッド(脇汗用の電極版×2とスポンジ×2のセット) 6,800円
・合計 96,600円(配送無料)
特に脇汗には今の所困っていませんが、9万円の商品と比較すると7千円の商品が高く見えないマジックにかかり、ついでに注文してみました。
スイスポスト国際郵便で配送されるので、届くのは5~7営業日。
送料は無料となっていますが、海外からの商品は受け取りの際に輸入関税がかかり、商品受け取りの際に4,200円配達員に支払いをしました。(公式サイトでは5,000円~7,000円、3,500円~5,500円かかるとありました。変動します。)
商品代と輸入関税を合わせると100,800円(税込)。特別定額給付金一人分と同額程度かかりました。
4月24日朝にネット注文し、注文日に出荷されました。到着は5月2日。コロナで影響があったのかどうか分かりませんが、到着は8日後。
「Saalioは追跡番号付きで安心」とあったのですが、購入完了ページ、注文確認・発送メールに追跡番号記載を見つけられず、高額商品というのもあり本当に届くのかかなり不安でした。
到着が遅かったので追跡番号を教えて欲しいとのメールを送りましたが返信がないままで、詐欺にあったかと思って焦りました。到着して良かったです。
イオントフォレーシス「サーリオ」使用レビュー
初回の治療は1~3mAから始めて下さいとありましたが、子供たちはもう少し上でも大丈夫でした。※6歳以下の子供の使用は禁止と説明書にあったので、購入の際はその点に注意。
治療中にゆっくりと上げていき適切な強さに調整していきます。電流を感じないと効果がないので、不快感・痛みがない程度の数値を探っていきます。
張り切って治療開始しましたが、「初期の段階では、手・足・脇部位を別々に治療すること(混ぜた治療はしない)」とのこと。
↑説明書を16ページまで読み進めて初めて気が付いたので、初回は卓上で両手、机の下で両足といった感じで同時に治療してしまいました・・・。(手足を同時に治療すると10分で終了するので楽でしたが)
「手だけ」「足だけ」と治療する方が最適の設定数値を判断しやすく、効果もあらわれやすくなるようです。
初期第一段階・初期第二段階までは(約一か月)、毎日10分or週4回15分の治療。
※両手・両足・両脇部位を混ぜた治療は不可
継続の段階になると、週1~2回15分、混ぜた治療もOKと随分楽になります。
休校中は朝に自宅学習させていたので、勉強をしながら足の治療、休憩中に手の治療といった感じで進めていきました。ぬるま湯を使うようにしたので、手足を水に浸す不快感は少なかったとのこと。
2人分だから準備も片付けも2倍・・・ということはなく、交代で片付け・スポンジ洗浄の手伝いをしてくれたので結構楽でした。
サーリオで治療:上の子(中学生)
初日:両手両足を同時に10mAを15分(間違って両手両足を同時に治療)2~12日:両手10mA~15mAを10~15分、両足10mA~15mAを10分
13~21日:両手10mA~15mAを10~15分、両足15mAを10分を1日おき
22日~:両手10mA~15mAを10~15分、両足15mAを10分
38日~:両手両足20mAを10分。1週間に1回に変更
といった感じで治療中。
8日目:少しづつ手汗の量が減ってくるのを感じる。思ったより早く驚く。
13日目:手も足も乾燥状態に(写真1)。指が乾燥して薬指・小指に少し痒みを感じる。
説明書には「毎日10分or週4回15分の治療」とありましたが、水分がなさ過ぎて違和感があるとのことで、1日おきの治療に変更。
15日目:乾燥からくる痒みがおさまる(写真2)
暑くて顔・頭に汗をかくことはあっても、手汗・足汗はかかなくなる。(ゲーム中も手汗なし)
21日目:手汗・足汗軽減の効果にかなり満足。
継続の段階に入ると週1~2回になるので、もっと楽になりそうです。
22日目~:手が乾燥しすぎて気持ち悪かったようなので一日おきで治療していましたが、手の状態に慣れてきた様子。
一か月使い続けることで継続段階に入るので、毎日使用に戻しました。
38日目~:両手両足20mAを10分。1週間に1回に変更。
途中回数を減らしていたので少し遅めの38日目から継続段階へ。
手足を同時に治療できるようになって時短になりました。
準備の手間も軽減されるので嬉しい所。
両手足同時治療だと少し強めの電流でも耐えれる様子。
2020年6月下旬:1週間に1回の治療で十分効果あり。
「〇〇の授業・テストがあるからこの日は手汗をかかないようにしたい」と思う時があれば、直前に回数を増やして手汗が出ないように子供なりに調整しているようです。
カサカサになりすぎることもありますが。
TVゲームを何時間もしていると手汗が少し出ることもありますが、普通の人程度かな?と思います。
ゲーム機もスマホもびしょびしょにならなくなりました。
7月下旬:手汗をあまりかかなくなったので週1のサーリオですらさぼることもありましたが、テスト期間中手汗を気にすることなく乗り切れたのがとても良かったです。
9月上旬:両手両足同時治療を大体週1のペースで治療。
10月上旬:手汗に困っていないようで治療をさぼりがち。
「一回治療を止めると、また毎日治療しないといけなくなるかもしれないよー」と声をかけつつ。
治療の間隔があいても手汗がそこまで増えなくて不思議でしたが、「手汗をかいてもサーリオがある」という安心材料を持つことで精神的不安が解消されつつあるのかもしれません。
今まではどう頑張っても手汗を抑えることができなかったので(頑張るほど逆効果)、手汗コントロールができるようになって気分が楽になったようです。
2021年2月:久々の更新。
真冬は手が乾燥気味になるのでサーリオをお休みしていましたが、足汗が出て足に触れると冷たいので数か月ぶりに再開。
本当は週一回の治療をずっと続けた方がいいと思いますが、最近は汗に苦労することが少なく、自分のタイミングで治療を中断したり再開したりすることができるのが自宅治療のいい所かなと感じています。
2021年5月:最近手がさらっとしていることが多く、季節の変わり目の度におきていた足の皮むけも出なくなりました。
脇汗パットに興味が移り、そろそろ試してみようかなとのこと。
治療したりしなかったりを繰り返していますが、特に問題はなさそう(治療間隔があきすぎると効果は出にくいですが)。
ピリッとした感じに慣れたそうで、手足同時治療だと10mAから始めてMAXの30mAまで大丈夫になりました。(凄!)
2022年1月:秋からサーリオをお休み中ですが、こたつで少し足汗をかく程度におさまっています。
幼少期よりも汗をかく量が減ってきて良かったです。
サーリオで治療:下の子(小学生)
サーリオ購入時は手の状態が悪く、風呂上りでふやけた手のひらがこのような感じに。↓傷がある状態での治療は痛そうなので、下の子の治療はしばらく待とうと思いましたが、サーリオが到着した頃には状態がそこそこ収まり、一緒にやりたいとの本人の希望があったので同時期に治療開始。
ピリピリとした感じが上の子よりも感じやすいので、設定値は低め。
初日:両手両足を同時に7mAを15分(間違って両手両足を同時に治療)
2~6日:両手6mAを10分、両足7mAを10分
7~9日:休息
10~21日:両手3~6mAを5~10分、両足7mAを10分を2~3日おき
22日~:両手3~6mAを10分、両足7mAを10分
38日~:両手両足5~7mAを10分。1週間に1回に変更。
刺激のせいか途中から汗疱状湿疹ができ(治療前から季節の変わり目による汗疱の症状が少しあり)、電流が低くても痛くて毎日続けることができず、低い設定値で休み休み治療。
傷がある部分にはワセリンが有効なのですが、全体的に皮膚疾患がある場合は治療をしない方がいいと思います。
↑
4日目:手のひら・指先に汗疱が(写真1)←治療前から少しあったような・・・
6日目:足裏に汗疱ができ始める
8日目:汗疱の水ぶくれが大きくなる(写真2)
11日目:水ぶくれが破れ、皮がむけ始める(写真3)、汗の量が少なくなったのに気付く
15日目:湿疹があった部分の皮がほぼ取れて、薄皮状態(写真4)
↑足裏に汗疱ができた状態(6日目) |
サーリオのレビューというよりは、汗疱状湿疹の経過レビュー。。。
湿疹があって汗の量どころではなく、ほとんど治療できていない感じ。
期待は低かったのですが、休み休み&低い設定値でありながら、上の子を追うように手汗・足汗の量の変化を感じていました。(なぜ)
21日目:「汗がなくて気持ち悪い&手が痛い」とのことで4日治療しないでいたところ、今まで上の子よりも設定値が低かったためか、手汗・足汗がうっすら出ました。
皮膚の状態もよくなったので、少しずつ治療頻度を増やすことに。
22日目~:低い設定値で毎日治療に戻しました。
38日目~:両手両足5~7mAを10分。1週間に1回に変更。
ビリビリ感を敏感に感じるので低い設定値のままですが、今の所手汗に困っていないので下の子も両手両足治療・週1に変更。
親も子もかなり楽です。
6月下旬:上の子と違ってビリビリ感を強く感じる体質ですが、両手両足治療だと痛みが減るので少し数値を上げることができています。
以前は一発でできなかった携帯電話の指紋認証もすぐにできるようになり、手汗が減って宿題もやりやすくなりました。
7月下旬:以前は7mA程度しか数値を上げれなかったのですが、最近やっと慣れてきて両手両足同時治療で15mAまで大丈夫になりました。
汗の量が減って汗疱ができなくなったのがとても良かったです。
9月上旬:現在も両手両足同時治療を大体週1のペースで治療中。
汗疱ができなくなったので、勉強やスポーツで快適です。
2021年2月:今年は季節の変わり目に汗疱ができず、テニスの時に困らずに済みました。
今年の冬は手がカサカサになりハンドクリームが必須になっていましたが、上の子同様足汗は出ているようなので治療再開。
久々の治療になると電流がピリピリ痛痒く感じるよう。
2021年5月:下の子も手汗に困った時だけ数回治療する形になっているので、久々の使用。
上の子と比べると手汗足汗はまだかいている印象で、電流も弱めですが、「手汗が出てきたから再開しようかな」と治療に自主性が出てきたのが有難いところです。
手足同時治療で10~15分程度していますが、その間ユーチューブを楽しんでいるので時間は気にならないそうです。
2021年6月:21日放送の『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話合体SP』にて異汗性湿疹の特集が。
痒みについて子供が共感しており、手汗が減ったことで湿疹ができなくなったから治療を頑張るとのこと。
最近はコロナ禍でアルコール消毒が必須となっていますが、異汗性湿疹がある状態ではアルコール消毒がかなり痛いそうです。
2022年1月:こたつや暖房器具を使うとじんわり足汗をかくように。
汗疱が心配なのでサーリオを再開しようと思いましたが、寒いとやる気が出ないとのことで、秋~冬はサーリオお休み中。
通年治療した方がいいと思いますが、治療したい時・中断したい時と自分のペースでできるのが自宅治療のいいところかなと感じています。
(治療経過は以上ですが、上の子も下の子も説明書通りの治療頻度ではないので参考にはならないかもしれません。。。)
数年先に病院で治療できればと考えていましたが、サーリオを購入したことで早期に自宅で治療開始することができてよかったです。
今は未使用ですが脇汗用キットも追加購入しているので、思春期・成長期で汗の量やにおいを子供が気にするようになったら使用を勧めてみようと思います。
我が家のサーリオの洗浄方法
治療後はまず電源を切って電源プラグを抜きます。トレイごと風呂場に持っていき、シャワーをかけてスポンジと電極板を軽く洗い流します。
風呂場に洗濯ハンガーを用意しているので、ピンチで挟んで朝まで干します。
↓
トレイにもシャワーをかけて軽く洗います。
トレイは風呂場の壁に立て掛けておき、翌朝回収します。
↓
最初の頃は、電極板とトレイをタオルで完全に拭きあげていたのですが、段々ずぼらに。。。(洗浄方法は自己流なので正しいかどうか微妙)
「消毒剤を使用することもできる」と説明書にはありますが、水洗いして綺麗に乾かすだけでも問題は起きていません。
ちなみに、トレイの中の水を綺麗に保つために、治療前に手足をタオルで拭いてホコリなどが入らないようにしています。
横にタオルを置いておくと、ユーチューブの広告をスキップするために子供が使ったり、治療後に手足を拭く事もできるので便利です。
手汗をかかなくなって変わったこと
タオルハンカチが不要に
今までは常に湿っていた手足が、2週間でカサカサ状態になりました。あまりのカサカサぶりに「少しは潤いがあった方がいい気がする。違和感を感じる。治療が効きすぎ」と言っていましたが、家でも学校でも手放せなかったタオルハンカチを卒業することができています。
ゲーム機・スマホのびしょびしょ感がなくなり、ゲームがしやすくなって指紋認証に苦労する事もなく喜んでいます。
姿勢の矯正
手汗をかかなくなったことにより、勉強中の姿勢を矯正中。今まで「左の手の平で紙を押さえて字を書く」というのができませんでした。紙を手のひらで押さえると、手汗で紙が濡れて張り付き、ふにゃふにゃになってしまうためです。
そのため、自分なりにどうやったら紙が濡れないかを考えたようで
・握りこぶしで紙を押さえる
・手の甲で紙を押さえる
・肘で紙を押さえる
・ハンカチやティッシュごしに紙を押さえる
・白手袋をつけて紙を押さえる(自宅の場合)
といった方法で勉強していました。
真面目に勉強しているように見えないので「紙をきちんと押さえていい姿勢で勉強しなさい」と言うと、「紙が濡れてくっつく」と返されて「うーん」となっていましたが、これからはきちんとした姿勢で楽に勉強できるようになればいいなと思います。
手がカサカサでビニールがめくれない
スーパーのビニール袋を開けてと頼んだら、手の湿りがなさすぎて袋を開けることができず、「こんな体験を初めてした」とびっくりしていました。私は汗を全くかかず(それも微妙)、新聞紙をめくるのにも苦労するカサカサ具合なので、新聞をめくれなかったり袋を開けれなかったりする様子を今まで不思議に思っていたようです。
多汗症は遺伝するのか?
父親は暑がりで夏に汗をよくかく体質。
母親は全く汗をかかない体質。
父親が汗かきなので、子供の汗かきも同じものと考えていましたが、
父親が顔・頭に出やすいのとは違い、子供二人は暑さ寒さに関係なく手足に発汗。
父:汗かき(体温変化による汗)、熱中・緊張状態ではかかない
母:汗かきではない、リングフィットで一時間激しく動いてうっすら汗をかく程度で汗をかかない
子供(上):汗かき、常に手足が湿っている、熱中・緊張状態で手汗・足汗を大量にかく
子供(下):汗かきではない、常に手足が湿っている、熱中・緊張状態で手汗・足汗を大量にかく
両親は真逆の体質で、4人それぞれの汗のかき方に違いが。
両親に手汗・足汗の悩みがなかったので子供の症状に気付くのが遅く、症状への理解・アドバイスが難しかったです。
親が多汗症で工夫してきたことなどがあれば、子供へのいいアドバイスができるのかもしれません。子供にもうまく寄り添えるでしょう。
多汗症の遺伝についてですが、家族で一人だけの人もいれば、親子で同じ症状が出ている人もいます。多汗症には精神的な要因もあるので、性格が似ていて同じ症状を発症しやすいともいえます。
イオントフォレーシスで治療してみて
多汗症は命に関わるような深刻な病気ではありませんが、思うように作業できないことはかなりのストレスで悩みになります。小さい子ほど素直に物を言うし、手汗がからかいの元になることもあるかもしれません。■人と触れるのが嫌・怖い
■人の目が気になる、人前に出たくない
■汗のにおいが気になる
など、対人関係でのストレスの方が対処しにくく苦労するところ。
まだ子供は成長期なので、多汗症が「これから長く付き合っていく疾患」となるのか、「今後成長と共に症状が薄れていく」のかまだ分かりませんが、汗をかいたらこまめに拭き取り、体を清潔に保つ工夫を身につけて欲しいところです。
イオントフォレーシス治療をして良かった点は、「手汗・足汗の対処法があるということを知ることができた」ということです。よく治療をさぼる子供達ですが、「治療さえすれば汗が減るということを体感できた」だけでもストレス軽減に繋がりました。
ただ、人によって多汗症の原因は様々で、
・全身発汗が多い
・睡眠中も手足から発汗する
などの場合は他の病気の可能性があるので、その場合は自己判断せずに病院に相談しましょう。
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