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【修学旅行・遠足】カメラ比較レビュー/便利な360度カメラも紹介

2021/12/15公開 2023/6/1更新

修学旅行や遠足の思い出を残す時に大活躍するカメラ。観光名所の綺麗な景色・友達と一緒に過ごした様子など、たくさん写真を残しておきたいところ。

写真は一生の思い出になりますが、小中学校ではスマホ・デジカメ持参禁止の学校が多いです。

修学旅行や遠足でのカメラ撮影


修学旅行や遠足でのカメラ事情


修学旅行・遠足でのカメラ事情は、
✅スマホOK
✅デジカメOK
✅使い捨てカメラOK
✅どれも不可
といったパターンがあり、小中学校では上から順に持ち込み不可なことが多くなります。

学校の先生や専属カメラマンが写真撮影し、欲しい写真を後日購入するパターンがメイン。クラスや班に一台だけ、デジカメ・使い捨てカメラを配布してくれる場合もあります。




学校行事:スマホ持参のメリット・デメリット

修学旅行や遠足でのスマホ撮影



スマホ持参のメリットは、
😄携帯性抜群
😄使い慣れていて撮影が簡単
😄画像加工も簡単
😄解像度もまずまず
😄わざわざ印刷しなくても友達と共有できる
😄自由行動時の時間確認・連絡手段に使える
😄防水タイプなら悪天候でも撮影可能

スマホ持参のデメリットは、
😰暗い場所・ズームに弱い
😰トラブル発生の可能性あり(破損・紛失・友達間トラブル)

高校生は許可されても、小中学生だと貴重品扱いで持参不可になることが多いスマホ。
不可な理由は、
■破損・紛失の恐れがある
■カメラ以外の機能が多すぎる
■先生が見えない所で友達間のトラブルの火種になる
といったことによります。


学校行事:デジカメのメリット・デメリット


修学旅行や遠足でのデジカメ撮影

スマホは使い勝手がいいので、デジカメ・ビデオカメラの出番が減った人も多いかと思いますが、デジカメなら高画質の写真が簡単にたくさん撮れます。

デジカメ持参のメリットは、
😄高画質・容量大
😄高倍率ズーム可能で、遠くの景色も綺麗に撮れる
😄手ぶれ補正あり
😄暗い場所でも綺麗に撮れる
😄Wifi対応のデジカメならスマホ接続して友達との共有も可能
😄防水タイプだと悪天候でも撮影可能

デジカメ持参のデメリットは、
😰高額なデジカメは紛失・破損が心配
😰バッテリー切れと容量に注意が必要

高額すぎるものは子供のプレッシャーになり、紛失や破損も心配。移動の時やお土産購入の時に邪魔にならないよう、軽量タイプの方がよさそう。セルフタイマー機能付きだと、みんなと一緒に写真を撮ることができていい思い出に。

▲約一万円のデジカメでも画質がよく、価格とのバランスもちょうどいい感じ。


雨で修学旅行や遠足が延期になることはないので、タフさを求めて防水カメラを選択するのもありです。
▲防水・防塵・耐衝撃でありながら、子供向けの安価なデジカメもあるので、誕生日のプレゼントとしても。


授業参観で「バッテリーが切れた」「容量がいっぱいだった」と肩を落とす保護者の方が時々いるので、久しぶりにデジカメやビデオカメラを使う時にはバッテリーと容量を直前にチェック


学校行事:使い捨てカメラのメリット・デメリット



修学旅行・遠足などでスマホ・デジカメ・ビデオカメラの持ち込みが禁止の場合でも、使い捨てカメラならOKという場合があります。ここで活躍するのが「写ルンです」。

使い捨てカメラのメリットは、
😄安価
😄アプリを使わなくても、ノスタルジックでおしゃれな雰囲気の写真が撮れる
😄首にかけても負担がない軽さ(ネックストラップ使用)
😄全て現像されるため、撮りっぱなしになる可能性が低い
😄万が一デジカメ等を忘れても、旅先で購入できる
😄有料でスマホ転送サービスもある

使い捨てカメラのデメリットは、
😰子供には馴染みがなく、使い方が分からない場合も
😰接写ができない(1m離れる必要がある)
😰自撮りが難しい
😰撮影の度にフィルムを巻く必要があるため、連写できない
😰撮った写真をすぐ確認できない
😰綺麗に撮れていない分の現像代もかかる
😰枚数制限があるため、計画的に撮影する必要がある
😰同地域の子が一気に購入するので、店頭の在庫が切れることも

「使い捨てカメラのみOK」ということで、初めて使うことになったお子さんもいるかもしれません。

➡どうやって撮るのか
➡フラッシュはどうたくのか、どの場面で使うのか
➡どの位の距離の被写体なら撮れるのか
などについては、本体に丁寧に使い方が記載されています。

子供は、一枚撮る度に巻き上げダイヤルを回すことに驚いていました。フラッシュを入れたまま長時間放置しておくと、カメラの中の電池が消耗してフラッシュが光らなくなる可能性もあるので注意。

使い捨てカメラはその場で写真が確認できないので、現像するまでのワクワクドキドキ感を味わえます。

そして、現像された後のほんの少しのガッカリ感も。(天候が悪く被写体が遠すぎたため、ぼんやり暗く映った写真が何枚もありました)

鮮明な写真に慣れているので不満が残りましたが、ノスタルジックで味のある雰囲気はあります。自撮りが難しかったようで、子供が撮ってきた写真はぼんやりとした風景が多かったのが残念。


使い捨てカメラは本体購入代・現像代の他、データ化やスマホ転送サービスにも料金がかかるので、思ったより高くついた印象。

スマホで撮った写真は多すぎて全然印刷できていませんが、使い捨てカメラなら全部現像するので後から確認しやすいのはいい点です。修学旅行などの思い出は、高校生や大人になって見返した時に感慨深いので、ぜひ写真として手元に残しておきたいところ。

驚いた点は、使い捨てカメラにスマホ転送サービスがあること。使い捨てカメラは昔ながらのアナログアイテムでありながら、みんなのニーズに合わせて写真投稿や共有が簡単にできるようになっています。



▲水深10mまでの水中写真が楽しめる「防水カバー付きの写ルンです」もあります。海・プール・スキー場・雨の日などに最適!


ちなみに、小学校の修学旅行用に写ルンですを購入しようとした際、近隣学校からの需要が一気に上がったため、どこに売り切れで購入できませんでした。再入荷は遅くなると言われたので、慌ててAmazonで購入。

2018年時点では
■写ルンです スタンダードタイプ 27枚撮り 初期モデルデザイン 864円
……と手ごろな価格だったので2個購入し、1,728円(税込・送料込)。
※ただ、2023年6月時点では、1,800円(税込)と1,000円値上げされていて驚き。



▲修学旅行シーズンになるとAmazonでの価格が吊り上がる傾向にあり、他のショッピングサイトでも在庫切れ・到着遅めということもあります。使い捨てカメラのみOKの場合は早めに確保しておくことが大事です。



学校行事:カメラはどれも持参不可のデメリット


引率の先生や専属カメラマンの撮影のみで、個人のカメラは持参禁止という場合も。子供が低学年だったり、過去にトラブルがあったりした場合だと、無用なトラブル回避のために一律禁止にしているのかもしれません。


どのカメラも持参不可の場合
😰撮影して欲しい場面で撮影されていない
😰自由行動で先生に出くわさないと写真が少なくなる
😰不意打ちの写真で目線が合っていない(ベストショットが少ない)
😰学年の人数が多いと、掲示された写真の中から我が子を探すのに一苦労
😰集合写真で小さく映っているだけなのに、そこそこ高額
などの不満が。

ちなみに、コロナ禍で密を避けるため、学校の写真注文の仕方も簡略化されつつあります。

 「学校の教室に掲示された写真から選んで注文」というスタイルから、
➡「サイトにパスワードを入力して自宅からネット注文」という非対面のスタイルに変化。

我が子の学校は、スナップスナップを利用。スナップスナップでは、学校行事の写真・動画をスクール毎に管理されたページでいつでも閲覧・購入・振り返ることが出来るようになっています。学校からスクールパスを教えてもらって購入。

会員登録制でその学校に通っていないと見ることはできませんが、「我が子の写真がオンラインで配信されている・・・」と最初はセキュリティー面で心配になりました。

ネット注文の良かった点は、
😄仕事等で忙しい人も、空いた時間に家で写真を注文できる
😄かお検索という顔認識技術があり、我が子の写真が探しやすくなる機能がある
😄非対面で購入でき、コロナ禍でも密にならず安心

また、
✅曜日ごと
✅場所ごと
✅クラスごと
と、カテゴリ分けもされていました。

引率の先生や専属カメラマンが多めに写真を撮っておいてくれるのは有難いです。

同じ服だらけでマスク姿となると我が子の判別がしにくく、何十回も拡大表示を繰り返したので思ったより時間がかかって疲れましたが。



カメラ持参OKでもあえて持参しない


カメラ持参OKでも、持ってきていない子もちらほら。
😰自宅に適当なカメラがなかった
😰忘れた
😰元々写真に興味がない
😰思春期で写真を撮られるのが嫌
などなど。

ただ、カメラをあえて持参しなかった子に、一緒に写った写真をプレゼントしたら喜んでもらえた模様。行く前までは必要ないと思っていたけど、他の子が写真撮影していると「持ってくればよかった」と後悔した様子。

カメラ持参がOKなら、万が一破損・紛失しても痛手が少ない使い捨てカメラを持たせてあげても。案外たくさんの写真を撮って帰ってくると思います。


学校行事:360度カメラのメリット・デメリット

・スマホ不可ならデジカメ
・デジカメ不可なら使い捨てカメラ
といったパターンが多いですが、
実際に私が子供に持たせてとても便利だったのは、360度カメラ

デジカメがOKなら360度カメラも持参可能に。これまできょうだいで修学旅行・遠足の学校行事に3度持っていきましたが、カメラ機能しか付いていないのでOKが出ました。


▲360度カメラとは、360度死角なく撮影することができるカメラ。別名:全方位カメラ。

自身を取り囲むすべての景色を撮影できるので、観光地での撮影や友達との撮影に大活躍。後からどの構図を印刷するか考えるのも楽しみの一つ。

360度カメラのメリットは、
😄360度撮影が可能
😄観光名所+自分をバッチリ撮影できる
😄面白い構図の集合写真・動画が撮れる
😄自撮りが簡単で、カメラマンを友達に頼む必要がない
😄細身でとても軽く、持ち運びに便利
😄スマホ持参なら、アプリで写真の確認や加工がすぐできる

ネックストラップを使えば持ち運びに便利で、首から下げても疲れない軽量さ。いつでもささっと写真が撮れて、バッグに差し込んで保管するにもちょうどいいサイズ。

最近行った遠足では動画も撮影してきており、友達と6人で輪になってしゃべっていた様子が360度で確認できて面白かったです。


撮影した画像は、スマホ・タブレットなら指先で、パソコンならマウスでぐるぐると回すことで上下左右全てが見れ、拡大・縮小も自在。

普通のカメラは1回のシャッターで1つの構図しか印刷できませんが、360度カメラなら1回のシャッターで何通りもの構図の写真が楽しめます。

例えば、下の写真は私がある観光地で家族写真を撮ったシーンですが、3枚とも1回のシャッターで撮影した一つの画像からの構図です⇩⇩⇩


左)海をバックに家族写真撮影した平面図
中)空を中心に家族が写っている球体の構図
右)家族が中心に写っている球体の構図
といった感じに、風景に合わせて好きな構図をいくらでも選べます。


▲こちらも観光地で私が360度カメラを使った様子。自分を中心にして、綺麗な景色を360度残したので印象的。



スマホも一緒に持っていけると、なおよし。スマホのアプリを使うと、カメラ本体のシャッターを押さずに携帯でシャッターを押すという遠隔操作ができ、自分の手が少し入ってしまうデメリットが解消できます。

360度カメラのデメリットは、
😰操作に慣れる必要がある
😰馴染みがないカメラのため「なにそれ?」と先生・生徒から質問される
😰デジカメより低画質(私が購入したのは比較的安価なRICOH THETA SCだったため)

が、デメリットを上回るメリットがあり、360度カメラのリコーシータは大活躍してくれました。

スマホアプリと連動させると撮影も画像加工もすぐできます。スマホ持参禁止の場合は写真をすぐ確認できませんが、360度撮影できているので、目をつぶらないように気を付けるくらいで、構図の失敗を考えなくて大丈夫です。

比較的安価なRICOH THETA SCを購入したのでデジカメよりは低画質ですが、観光地の風景や友達と一緒の写真を多く残したい修学旅行や遠足などで大活躍!

(※▲現在販売されているのはRICOH THETA SC2の新型)

コロナ禍で写真撮影を他の人に頼みにくい雰囲気がありますが、360度カメラなら心配無用。

家族旅行で家族全員の集合写真を自分で撮れるのは便利ですし、運動会の様子を全体的に見渡すといった楽しみ方もできます。

また、ディズニーランド&シーは三脚・自撮り棒が持ち込み禁止なので、360度カメラがかなり活躍しました。おすすめです。


現在のRICOH THETAラインナップ


■THETA Z1 / THETA Z1 51GB フラッグシップモデル
1.0型裏面照射型CMOSイメージセンサー、新レンズ機構搭載で約23MP/7K高精細360度画像を表現可能。


■THETA X 操作性の高いアドバンスドモデル



大型液晶タッチパネルが搭載された360度カメラ 。撮影した画像の確認・撮影前のプレビュー・詳細な撮影設定がスマホ連動なしでタッチパネルでできるように。

モニター付き・メモリーカード外付け&バッテリー交換対応・静止画解像度約6000万画素と、企業も個人ユーザーも嬉しい機能がプラス。価格は11万円前後。


■THETA SC2 4色から選べるスタンダードモデル

▲現在3種類出ていますが、修学旅行用ならTHETA SC2で十分かと(4万円前後)。RICOH THETA Z1 51GBに至っては約14万円もするので、あまり高額なカメラは紛失・故障が心配。



学校行事で持参するためのカメラを比較してみて


➡デジタルカメラ
➡ビデオカメラ
➡一眼レフカメラ
➡ミラーレス一眼レフ
➡360度カメラ
➡ドローンカメラ
➡使い捨てカメラ
➡チェキ
とカメラには種類が色々。

年に1~2回しか使用しないのであれば、カメラのレンタルサービスを活用するのもいいでしょう。

カメラに制約がないと一眼レフカメラ持参の人もいるかもしれませんが、じっくり写真をとる時間がとれるかどうか、カメラのかさばりや重さは大丈夫かなどに注意。

チェキはすぐにプリントできるので、その場が盛り上がりますね。

ドローンカメラは墜落の危険性があるため、人が多く集まるところでは使用禁止の場合が多く、修学旅行や遠足で使うことは厳しいでしょう。



▲学校行事なら簡単・軽量・コンパクトなカメラが最適。修学旅行後にはスマホでしか写真を撮らないという場合は、トイカメラやおしゃれなカラーデザインのカメラなどの1万円前後のカメラを選択するのも◎。


学校行事での貴重品の扱いについて


修学旅行や遠足で貴重品として扱われるものは、デジカメ・時計・スマホ・タブレット・オーディオ機器・ゲーム類など。

トランプも禁止になったこともあり、学校や学年によってルールは様々。

ルールを破って怒られると、せっかくの修学旅行や遠足が楽しくなくなります。許可されていることの中で最大限楽しめるように考え、用途にあったカメラ選びを。

個人の責任として管理するなら持参OKの場合は紛失・破損などのトラブルに気を付け、記名したりキーホルダーを付けたりすると役立ちます。





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