「フォールディング ファイヤーピット」はモンベルより2020年の春に発売された折り畳み式の焚火台です。
今年の2月頃に欲しくなって探していたのですがネットではどこも予約できなかったので、モンベルさんの店舗で2020年5月に予約注文。
予約の際には納期未定でしたが、7月に入ってようやく購入できました。
▲フォールディング ファイヤーピット&別売りのクッカースタンドを購入
独自の二重構造で二次燃焼が可能な焚火台で燃焼効率が良いのに加えて、折り畳みが可能で非常に薄く収納することができます。↓
↓
二次燃焼が可能な焚火台で折り畳み式。
深型になっているので火力が最後まで持続し、燃え残りと煙が少ないのも特徴。
薪がちょうど収まる長さのサイズ感。
フォールディング ファイヤーピットとめちゃもえファイヤーの比較
DODのめちゃもえファイヤーが対抗馬になるかと思うので比較。
フォールディングファイヤーピット | めちゃもえファイヤー | |
---|---|---|
使用時のサイズ | W42cm×D22cm×H30cm | W45cm×D16.5cm×H37cm (付属テーブルに乗せた場合) |
収納サイズ | W42cm×D5cm×H30cm | W45cm×D19cm×H25cm |
重量 | 4.3kg | 7.7kg |
収納バッグ | 付属 | 付属 |
焼き網 | 付属 | 付属しない |
その他 | 灰受け皿無し クッカースタンド有り(オプション) | 灰受け皿有り |
△mont-bell フォールディング ファイヤーピット
△DOD めちゃもえファイヤー
使用時のサイズは、
めちゃもえファイヤーの使用時のサイズW45cm×D16.5cm×H37cm(付属テーブルに乗せた場合)に対して、フォールディングファイヤーピットはW42cm×D22cm×H30cmと、若干フォールディングファイヤーピットの方が奥行きが広くなっています。
収納サイズは、
めちゃもえファイヤーのW45cm×D19cm×H25cmに対して、フォールディングファイヤーピットはW42cm×D5cm×H30cmとかなり薄くなります。
▲フォールディングファイヤーピットを折り畳んだ状態
めちゃもえファイヤーも19cmと薄いですが、フォールディングファイヤーピットは厚さ5cmと非常に薄いです。
重量は、
めちゃもえファイヤー7.7kgに対して、フォールディングファイヤーピット4.3kgと結構な差がありますが、恐らくどちらのユーザーも車での運搬となるので重量が問題となることは少ないでしょう。
(サイズや重量は当方調べ)
付属品の違いは、
どちらの商品も収納ケースは付属します。
▲フォールディング ファイヤーピットを収納した状態
但し、めちゃもえファイヤーは焼き網が付属しないのに対して、フォールディングファイヤーピットは焼き網が付属します。
めちゃもえファイヤーのW45cm×D16.5cmの範囲で焼き物をするというのは考えにくいシチュエーションなので、焼き網での調理もしたい場合はフォールディングファイヤーピットを選ぶことになるでしょうか。
但し、フォールディングファイヤーピットの焼き網はW40.5cm×D20.2cm(素人採寸)とあまり見かけないサイズで、
2022年6月、フォールディング ファイヤーピット ステンレス HDグリルが別売りで販売されたので、追加購入!
付属焼き網も店舗からパーツ注文することができました。
★【モンベル焚き火台】フォールディングファイヤーピットのロストル・グリル注文
▲写真一番右は、焼き網をセットした状態。
めちゃもえファイヤーにあってフォールディングファイヤーピットにないものとしては、灰受け皿があります。
フォールディングファイヤーピットは灰を捨てる際に焚火台ごとひっくり返して灰を捨てる必要がありますが、めちゃもえファイヤーは灰受け皿を取り出して皿だけを持って行って捨てることができます。
別売りのクッカースタンド
別売のクッカースタンドもフォールディング ファイヤーピットと一緒に予約購入しました。
▲フォールディング ファイヤーピットに取り付けてダッチオーブンなどを乗せることができる専用の五徳。
▲フォールディング ファイヤーピットのくぼみに合わせて設置場所を変えることができます。
このクッカースタンドについては、少々気になる所があったので後日改造を施しました。
詳細は後述。
フォールディング ファイヤーピット使用レビュー
安価で耐久性が良いユニフレーム ファイアグリルを持っていますが、
・風の強い場所でキャンプをすることが多く、火の粉で服に穴を開けたくない
・後片付けを楽にしたい
との理由で最近は焚き火台を利用する頻度が下がっていました。
▲今回久々に焚き火台を使ってみましたが、フォールディング ファイヤーピットは組み立ても片付けもかなり楽でした。
▲紅葉狩りを兼ねたプチキャンプで使用。
ピクニック以上・デイキャンプ未満のコンパクトスタイルなので、必要最小限の装備。
短時間で撤収するため、燃え尽きるのが早く安価な針葉樹の薪を持参。
針葉樹は脂が多くて燃えやすい反面燃え尽きるのが早く(スギ・ヒノキなど)、
広葉樹は針葉樹に比べると火つきが劣る分、長く燃えてくれるので調理に向きます(ミズナラ、シラカバ、サクラなど)。
針葉樹と広葉樹の2種類の薪を揃えておくと、「火の勢いを増すため用」「長く燃え続けさせる用」と使い分けできるのでおすすめ。
薪の収納ケースは(ロスコ) ROTHCO キャンバス スモール パラシュートカーゴバッグ Canvas Small Parachute Cargo Bag[7028] (オリーブ)を使用。
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車載に便利な形で、薪を使い切った時にはコンパクトになり、余った薪を持ち帰る際にも便利な形。自立する形ではないため、底と左右2面にプラダンを入れることで自立しやすくし、ゴム足加工もしました。
▲焚きつけ用に薪をユニフレーム 燕三条乃斧で細かくし、トーチバーナーで着火。
針葉樹なのですぐに火柱が上がりました。
普段から着火剤・新聞紙・割り箸などを使わず直接トーチバーナーで木炭などに火を付けていますが、うちわで扇がなくてもすぐに着火するので便利です。
料理を炙る際にも使えます。
そのあと通常サイズの薪を少しずつ加えていきましたが、空気口がたくさんあるため空気火吹き棒で風を送らなくても問題ありませんでした。
▲一般的な薪がそのまますっぽりと収まるサイズ感です。
深型構造で、安定して火力を保ってくれました。
最近焚き火台は軽量コンパクト化されていますが、何かを犠牲にしている商品ではないかチェックするのも大切。
サイズが小さいと強度が弱く、薪が入らない大きさだと小枝しか燃やせません。
一般的な薪を使用する場合には、薪のサイズを考慮して焚き火台選びをするといいでしょう。焚き火台で調理できるかどうかも重要ポイント。
その点、フォールディング ファイヤーピットは軽量コンパクトで強度に問題もなく、薪もすっぽりと収まるサイズなので、ソロでもファミリーキャンプでも楽しむことができそうです。
小さめの焚き火台を使用する際にはナイフ・ナタ・斧などを準備してサイズを合わせるといいでしょう。
ソロキャンプで軽量焚き火台を使用している方は、のこぎりで長さ調整している様子も見えました。
▲別売りのクッカースタンドと組み合わせて使用。
本体の溝に合わせて乗せるだけ。
溝が何か所かあるので、好きな位置に載せることができます。
ホットドリンクを楽しみましたが、すぐにお湯が沸きました。
使用したケトルはユニフレーム キャンプケトル 。
フォールディング ファイヤーピットで使用するため購入していたのですが、写真でも分かる通り、このクッカースタンドの上に乗せるには少々コンパクトすぎたようで、バランスが危うかったです。
安定させるために少し加工してみました(後述)。
フォールディングファイヤーピットのクッカースタンドを改造
今回キャンプをした際、フォールディングファイヤーピットの別売りのクッカースタンドにユニフレーム キャンプケトルを乗せるには小さくて少々不安定だったので、ステンレス鋼を1本追加加工しました。
↑購入した時のクッカースタンド |
▲ステンレス鋼を気持ち長めにカットし、両端はうまくはまるように中央部をへこますように加工。
グラインダーで真ん中を削りましたが、根気よくステンレス用のヤスリで削っていっても大丈夫かと。
▲下に写っているステンレス鋼は予備に作成したもの。
ハンマーで力を入れてガンと打ち込むとうまくはまります。
これだけで十分ケトルを置けるくらいの強度が出ました。
クッカースタンドの横棒を1本増やしたことで、キャンプケトルを乗せる際に安定感がアップ。
使用したバーは、uxcell ラウンドバー 旋盤丸棒 ステンレス鋼 6mm x 150mm。
▲一度使ってすすこけているので、今回加工した部分と色の差があるので分かりやすいかなと思います。
▲ユニフレーム キャンプケトルは、焚火で使えるように
・ステンレス製のもの
・灰が入らないように注ぎ口に蓋があるもの
という2点を兼ね備える商品から絞り込んで購入した商品。
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通常サイズの薪を使用する際には、ファイアグリルなどのように「左右で炎の大きさを変えて火力調整する」という使い方は難しいので(炭なら大丈夫かと)、しばらくはバーベキューではなく
・ダッチオーブンでの調理
・湯沸し
・暖を取る
・眺める
…といった使い方をする予定。
▲特に火の手入れをせずにほったらかしでしたが、全体に引火している様子が分かります。
燃え残りが少なくて撤収が楽でした。
空気の通り道を作らず上に積み重ねると白い煙が上がりますが、すぐに火柱が高く上がりました。
▲二次燃焼している様子も楽しみにしていたのですが、時々見える程度でした。
もっと薪をどんどん入れて燃やしていけばその辺も楽しめるのでしょう。
煙が少なく、購入した薪を全て燃やし切っても服への匂い移りが少ないのは良かったです。
以前近くのキャンパーの方の焚き火が終始燻っていて、視界が悪く匂いもきつくかなり困りましたが、煙が少ないことは自分達だけではなく、他のキャンパーの方にもかなりいい点だと思います。
高額なテントを愛用している方もよく見かけるので、トラブルの元となる煙や特に火の粉が他のテントサイトに流れないように火力を調節したり、常に風の向きを確認するように心がけたいところです。
火の粉で服に穴を開けてしまわないように火の粉に強い服を購入するのもおすすめ。
ちなみに、フォールディング ファイヤーピットは上方向へ熱が行くタイプなので、暖を取るには近づかないといけないかなと。
今回はプチキャンプなのでたてませんでしたが、次回はキャンプグリーブ 大型反射板(大型風防板)を設営して効率的に暖を取りたいです。
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大型のウィンドスクリーンを、自作した焚き火用の幕と併せて使う為に購入。8枚の板を連結しているので色々な形で立てることができ、折り畳むとかなり薄くなります。
最新のものはペグを固定するリングを付けるための穴もある便利な商品です。
急に思い立って行ったプチキャンプでしたが、焚き火台のおかげで十分キャンプ気分を味わうことができました。
今回は軽装備でしたが、一晩じっくり焚き火を楽しむキャンプでもがっつり使用してみたいなと思います。
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