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2馬力船外機の改造は検挙される(捕まる)のか?

2019年10月27日公開 2020年6月27日更新

2馬力船外機の改造は検挙される(捕まる)のか?

2馬力船外機の改造は検挙される(捕まる)のか?

2馬力船外機の馬力アップの改造について、無免許や船検を受けずに乗っていると検挙されるのかという質問に対しての私の回答は「捕まる」ということになります。

インターネット上では、「外観だけでは判断しようがないから捕まらない」といった意見もありますが、海上保安庁の人はスピードを見ていておかしいと思ったら確認に来るとの情報もありました。

私は2馬力の改造程度でそんな面倒なことをしないだろうと思っていたのですが、以下のような実体験から上記のような回答をしています。

初めての臨検?!

その日は私達が現地についたタイミングで出艇していったFRPのミニボートがいたのですが、結構な速さで遠ざかって行ったのを、初めて見かけた船だったということもあり良く覚えています。

私たちも準備を終えて出艇して釣りをしていたのですが、しばらくして海上保安庁と思われる船がこちらに向かってくるのを見かけました。

あのサイズの船が近くにくると相当揺れるだろうなと思いつつも、当時はアキレスのゴムボート(クワガタHRB-330RU)に乗っていたこともあり転覆することはないだろうと思いつつ。

2馬力船外機の改造は検挙される(捕まる)のか?


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臨検を受けるのは初めてだった為、ドキドキしながら待っていたのですが、海上保安庁は私たちの船を素通りして(といってもそこまで近くを走られたわけではありませんが)少し離れた所にいた先ほどのミニボートの横に止まっていました。

ちょうど同じタイミングで地合いが来てその後のやり取りを見る暇はなかったのですが、魚とのやり取りや処理が終わった後にさっきの方を見ると海上保安庁は去っていっており、ミニボートも出航地の方に戻っていくようでした。

我々もクーラーいっぱいになったので納竿して出艇地に戻ったところ、先ほどのミニボートだけが人もおらず止まっていました。

どうしたのかなと思いつつも、スモールボートユーザーの性で何のエンジン使っているのかと見るとマーキュリーの2馬力でした。

当時1.2馬力のジェイモSP-1 Plusを使っていた私は「1.2馬力と2馬力でずいぶんスピードの差があるんだな」と勝手に納得して、ゴムボートの後片付けをしていました。


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すると、近くの車からミニボートのオーナーと海上保安庁と思われる人たちが4人ぐらい降りてきて、ミニボートを囲んで何やら言い合いを始めました。

私はこの時点でやっと状況を理解したのですが、2馬力エンジンの改造の疑いで取り調べられていたのだと思います。

その後、ミニボートと2馬力(おそらく改造)エンジンを残したまま再び全員が車に乗り込みどこかに去って行きました。おそらく調書を取りに行ったのだと思います。

ゴムボートを洗って乾燥して、釣り具などの後片付けを終えるまで30分以上はかかったと思いますが、その後も帰ってくる気配はなく、その場所を後にしました。


この後、知人にこの話をしたら、おそらく2馬力ではありえないスピードで航行していた所を、海上保安庁が遠くから双眼鏡等で見ていたのだろうとのことでした。

近くの漁師の方などが通報することもあったりするということなので、2馬力改造は捕まらないという事はないと思います。


ルールを守って楽しくボートフィッシング

スロットルを全開にせず航行すれば逮捕される可能性が低いのかもしれませんが、改造する意味も薄れますし、常に海上保安庁に怯えながら釣りをするのも楽しくありません。

2馬力ボートの規制などにつながる可能性もあります。

(2019年10月27日記)


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(ここから2020年5月に追記)

一隻のプレジャーポートが臨検対象に


久しく見ていなかった海上保安庁ですが(気づいていなかっただけかも)、今回遠くにいたプレジャーボートが臨検を受けていました。

海上保安庁舟艇には「S字章」といった紺青色の船体表示が。


プレジャーボートの臨検

▲遠くのプレジャーボートだったので様子ははっきりとは分かりませんでしたが、海上保安庁の方が船体の先に立ち何か話しているようでした。

差し出された網に免許・船検証を入れてチェックを受け、免許を携帯しているか、備品・安全装備が揃っているかなどを調べるようですが、10分はかかっていたかなと思います。

プレジャーボートの臨検

▲今回の釣りでは、上の写真のようにかなりの船が出艇していたのですが、海上保安庁の船体は先ほどの一隻のプレジャーボート目掛けてスーッと近づいていき、検査が終わると辺りをぐるっと回って帰っていきました。

釣りに夢中になっていたのでこれ以前の様子は分かりませんが、手あたり次第色々な船を検査している感じではありませんでしたね。

当方は特に咎められるようなことは何もないのですが、こちらにも寄ってくるかなと思ってドキドキしながら釣りをしていました。

2020年5月の釣果:真鯛とマゴチ

▲「今日はマゴチが釣れている」との情報を頂いて、いつもと少し違うポイントを探ってみましたが、今回の釣果は真鯛3匹とマゴチ3匹となりました。

これから暖かくなって真鯛の乗っ込みの時期に突入するので、今後に期待。


海上保安庁からの声掛け

<2020年6月27日追記>

今回はプレジャーボートで海釣りへ。

天候が微妙な割にカヤック・ゴムボート・プレジャーボートなどたくさんの方が出航されていました。しばらくしてから「黒のゴムボートがグングン近づいてくるな~」と思ったら海上保安庁の船でした。

■帽子
■サングラス
■マストール(ゴムを耳にかけてマスクのように顔をカバーするもの)
■長袖
■グローブ
・・・と日焼け対策をバッチリしすぎて肌が全く見えないかなり怪しい風貌だった私ですが、釣りに集中していたので接近に気付かず。


初めての臨検!と思っていたら、
「こんにちは~」
「これから天気が悪くなるかもしれないので気を付けて下さいね~(みたいな声掛けだったと思う)」
と丁寧に声を掛けられ、「ライフジャケットを付けてくださいね~」とササっと立ち去ろうとしていたのでびっくり。

乗船していた家族それぞれが色々なライフジャケットを付けており(桜マーク付き)、腰巻タイプのライフジャケットだと付けているのか見えなかったようなので、「つけています!」とウエストベルト型ライフジャケットなどを家族全員が猛アピール!
(はいはい~みたいな軽い返しでしたが。。)

1~2分位しか対面せず、私達との会話が終わった後に「次はあれ!」と次のプレジャーボート目指して走り去っていきました。付けていないように見えたのなら臨検した方がいいのでは…と思ってしまいましたが。

次のプレジャーボートも声掛けだけかな?と思いきや、タモを出して書類チェックしたりしていたようなので、臨検をしていたようです。

今回も1、2隻程度の声掛けだったように思いますが、近くで釣りをしていると目に入るので、安全航行しよう・ルールを守ろうという抑止力に繋がっているのかな?と思います。

<追記終了>



船舶における違反をすると罰金がありかなり高額海での事故は生死にかかわる重大事故になりかねないので、海難事故の防止のためにあるようです。

船舶免許がいらない場合であっても、航行ルールを知っておくことが安全につながります。安全を心がけ守るべきことは守り、めいっぱい釣りを楽しみたいところです。

↑海上保安庁の船が停泊中

海上保安庁のサイトには、釣り中やミニボートの事故発生傾向、プレジャーボートの船舶海難発生傾向などの情報も掲載されています。

船舶海難速報(2020年5月1日~6日分)には、
■ゴムボート:天候による運航不能
■プレジャーボート(ミニボート):船内への浸水
■プレジャーボート:機関故障による運航不能
■プレジャーボート(カヌー):乗船者の落水による漂流
■プレジャーボートと漁船:衝突
■プレジャーボートと遊漁船:衝突
等の情報が掲載されていました。

海に関する知識・交通ルールを理解し、使用するミニボード・プレジャーボートなどの特性や装備について調べ、事故防止のための習得すべき技術を身につけたうえで海釣りに出かけることが大切。

「ミニボート・カヌーの海難は春季に増加する」
「単独行動よりも複数行動の方が死者・行方不明者が少ない」
といったデータの掲載もあり、参考になる部分が多いのでぜひチェック。



SUP・ゴムボート・ポータボートなどのミニボート釣り、プレジャーボートでの釣りなどを家族で楽しんでいます。
色々なボートの購入遍歴、使用レビュー、それぞれのメリット・デメリット、これまでの釣果など、釣りに関連する記事をまとめましたので、これからボート釣りを始めたい方の参考になれば幸いです。


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★ポータボートレビュー 魚探の艤装方法・ゴムボートとの比較・釣果



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