淡路島 灘黒岩水仙郷と立川水仙郷めぐりレビュー
兵庫県の淡路島には、・灘黒岩水仙郷
・立川水仙郷
という有名な水仙郷が2か所あります。
2つの水仙郷の距離は12kmで18分程で行き来でき、12月末から2月下旬が見頃とのことで、2020年1月25日(土)に初訪問しました。
淡路島 灘黒岩水仙郷 レビュー
「灘黒岩水仙郷」は、兵庫県南あわじ市灘黒岩にあるスイセンの群生地。約7hに500万本の水仙が咲き、日本三大群生地の一つに数えられる水仙の名所です。
駐車場の手前に券売所があり、入場料金を支払うと上の駐車場へ誘導してくれます。
開園時間は午前9時~午後5時で、最終入園は午後4時30分と割と早めなので注意。
ここに来るまでの道ではさほど混雑していなかったのですが、駐車場はほぼ埋まっていて驚きました。
思っていたよりも人気の名所のようです。
灘黒岩水仙郷のチケットに印刷されている写真はかなり綺麗!
このまま記念に取っておこうと思います。
料金は大人600円(税込)、小中学生は300円(税込)。
大人4人+子供2人で3,000円(税込)支払い。
(領収書はお願いすると頂けました)
↑山の斜面一帯に水仙が広がっています。
あまりどういう所か調べないまま来たのですが、思ったよりも急斜面。
ブーツやサンダルでは結構きつそうなので、普通の靴で来た方が回りやすいと思います。
登り口にはたくさんの杖が用意されていました。
周りの観光客の年齢層は高めでしたが杖を使っている人はおらず、みなさん頑張っていらっしゃいました。
思ったよりも坂が続くので、体力的に心配な方は杖を利用した方がいいかなと思います。
「国立公園淡路島 灘黒岩水仙郷」の立て看板の前で写真を撮っていたら、近くのスタッフの方が写真を撮って下さいました。
もうワンショットということで、水仙のアップからの全体写真も撮って下さいました!
素晴らしい!
↑途中には「絶景スポット」などの紹介看板が。
↑まだまだ山頂には行けていませんが結構な高さ。
登りは少々きつい感じですが、この少し先に休憩所があるので疲れた方はそちらで休憩を。
あともう少しで展望台のある頂上へ。
展望台は思ったより狭いので、たくさんの観光客でひしめいていました。
近くに梅の花も咲いていたので、展望台から水仙と梅の花を一緒に撮影してみましたがなかなかいい感じに。
展望台から下に降りていくと、水仙を海の景色と共に楽しめる歩道に出ます。
残念ながら海側の水仙は開花がまばらでしたが、近くを大きなタカが旋回していて雄大な景色でした。
日の当たり方や構図の取り方によっては綺麗に写真が撮れそうです。
↑こちらは帰り道の下り坂からの景色です。
駐車場入り口には誘導員さんがいるのでスムーズな入場ができているようです。
ただ、かなりの観光客が来ていたので、渋滞する場合もあるかもしれません。
第一駐車場が満車の場合は第二駐車場に誘導されることもあり、そこから無料送迎バスを利用する形になるようです。
灘黒岩水仙郷は水仙だけがあるのかと思いきや、レストランや特産品の売店などもあります。↓
↑カレーライス、海老フライ定食、唐揚定食の他に、鯛めんなどもメニューも。
みかんのしぼりたてジュースの販売もありました。
売店でみかんの試食もさせていただきましたが、甘くて美味しかったです。
↑できたて直売の練物屋さん。
こちらの天ぷらは、砂糖の代わりに淡路島玉ねぎを使って素材の自然な甘みを活かしたオリジナル商品だそうです。
チーズのにぎり揚、タコのにぎり揚、玉ねぎ天をそれぞれ頂きました。
できたてなので熱々。
玉ねぎ天は玉ねぎの形をしていて可愛いです。
練り物の中に玉ねぎがしっかりと入っていて、いい感じに甘みがあり美味しかったです。
階段で回遊するようなに観光する灘黒岩水仙郷ですが、上から見る眺めよりも下からの眺めの方が個人的には好みです。
歩道はそこまで広くないのですが、ゆっくり歩きたい場合や写真を撮りたい場合などは後続の方に道を譲って、ゆっくり景色を楽しみながら登る方がいいかなと思います。
今回はイベントデーではなかったのですが、イベントデーでは特産市などの催しがあるようです。
立川水仙郷 レビュー
車で少し行った所にある、もう一つの水仙郷「立川水仙郷」へ。立川水仙郷入口まで100mという大きな看板がありますが、水仙郷よりも「ナゾのパラダイス」の文字の方が気になって仕方がありません。
「3倍おもしろい」…とは、何の3倍でしょうか。
灘黒岩水仙郷への挑戦状でしょうか。
↑こちらの看板に至っては、「日本で唯1箇所しかない珍しい神社 UFO神社」の文字の方が大きく、水仙郷は二の次になってしまっています。
「入口まであと20秒」と、秒刻みの誘導看板は珍しいですね。
ここまでカーブが続く道なので、もう少し早いタイミングで誘導してくれたら有難いです。
水仙郷と大きく書いてある入口ですが、先ほど行った「灘黒岩水仙郷」と雰囲気が随分違うので、アニメの建物か何かか…?と自信が持てずに通り過ぎてしまいました。
呼び込みの様子と、看板の絵からぷんぷん香る昭和感。
「さっきのが目的地の水仙郷!?」と通り過ぎてから気づき、何だか思っていた雰囲気と違うので行くべきかどうか車中で会議。
「…変なら変で思い出になるし、少々損するかもしれないけど行ってみよう」と意を決して道を戻ってきたら、こちら側の看板にもがっつり絵が描かれていました。
塗った様子は真新しそうなのになぜかレトロ感があり、絵のクオリティが高い!
そして、誰!?
入山券を入口で購入して、車で坂道を降りていきます。
大人500円、子供300円で、灘黒岩水仙郷とそこまで値段は変わりません。
「入山券」自体が「淡路島 ナゾのパラダイス」の入館券にもなっていて、どんだけナゾのパラダイス押しなんだ!と突っ込みつつ。
水仙まで車で2分とあり近いのか遠いのかよく分からない感じですが、いきなりの急勾配。
バイクの方は転がり落ちないように気を付けて…。
水仙が綺麗に見えるところはもっと下なのですが、途中気になる所があったので寄ってみました。↓
道中の看板を見て気になっていたUFO神社です。
何を祭っていて何のための鳥居なのか分かりませんが、両端にカエルがいるのもナゾ。
その横の石碑もナゾ。
立川水仙郷が「探偵ナイトスクープ」で放送されたという記念の碑が立っています。
↑こちらには、世界超偉人500万人伝説で放送された記念の碑が。
未だかつて、テレビに紹介される度にこんなに大きな記念碑を作る観光地があったでしょうか。
一緒に、「チンチン音頭」の歌詞がご丁寧に5番まで掘られています。(先ほどの碑には6番まで書かれています。2個いる?)
お金のかけ方がおかしい!と笑わせてもらいました。
後ろを振り返ると、「チンチン音頭発祥の地」の塔が。
愉快な広場だな~と思っていたら、広場の中央に骸骨が並べられていました。
「犬神家の一族…?」と思いましたが少し違うし、どうしてこんなものが花の名所の観光地に…。
どういう意図があるんでしょうか。
どこの観光地でもニコニコとポーズを撮ってくれる子供達ですが、ここの独特の雰囲気を気味悪がって一緒に写真を撮りたがらない事態に陥りました。
何か知的なメッセージ性のある笑いが詰まっているのかもしれませんが、私にはハイレベルすぎました。
一番手前の駐車場に車を止めてから降りておくと、「健康長寿観音」と共に、「健康十訓」がありました。
一応お賽銭を入れてみましたが、「これはちゃんとしたやつ?」ともごもご話しながら水仙郷を目指します。
水仙郷を見に来たのに、水仙以外の情報が多すぎてなかなか集中できませんが、途中にある看板のイラストがこれまたえらく上手!
イラストがめちゃくちゃ上手だったり、石碑を惜しみなく作ったりする労力は素晴らしいですね。
お抱えの看板製作者がいるのでしょうか。
↑灘黒岩水仙郷はニホンスイセン一種だけでしたが、立川水仙郷では違う種類の水仙を楽しめるのがいいところですね。
↑黄房水仙が咲いている箇所もあり、三種類の水仙を楽しむことができました。
今年はかなり暖かいのでそこまでたくさん花が咲いているわけではありませんでしたが、それぞれの香り比べをしてみても。
ヤシの木の根元に水仙が植えられているので、こちらで写真を撮るのもいいかなと思います。
灘黒岩水仙郷と違って、立川水仙郷では目の前いっぱいに広がる水仙を楽しむことができます。
残念ながら少し来る時期が早く満開ではなかったのですが、天気が良くて水仙がたくさん咲いていれば、立地的には綺麗な写真が撮れると思います。
海側から見た景色ですが、見ごろとしてはもう少し後になるのでしょう。
どちらの水仙郷もペット同伴可なので、犬を連れて景色を楽しんでいる方もちらほら。
目の前一杯に広がる水仙はとても美しいのですが、ちょっと構図を間違えるとガンガン写真に写り込んでくるのが「淡路島 ナゾのパラダイス」と「立川平家村 民族資料館」の建物です。
立川水仙郷の石碑と一緒に撮ろうと思っても写り込んできます。
「トイレ」の字が大きい。親切。
「淡路島 ナゾのパラダイス」は「おしべとめしべのことをまなぶところ」になっており、18歳未満は入場不可となっています。
花の観光地にこんなの作っていいのかとびっくり。
中は水仙の綺麗さと全然合っていない雰囲気の建物らしく、カップルや夫婦で行くにはなかなか面白いかもしれませんが、家族で行くにはちょっと。
入場無料だし誰かが入るだろうな~と思っていたら、「待っているから入ってきたら~」と皆が押し付け合い。
この後すぐランチを食べる予定になっていて、気持ちよく食事がしたいので皆が拒否。
また次回のお楽しみに置いておくことにしました。
こちらはかなりぶっ飛んでいて結構面白いようなので、皆さんはぜひ。
水仙は咲く時期が限られているので、オフシーズンにも楽しめるようにということでしょう。
灘黒岩水仙郷の方が観光客は多かったのですが、立川水仙郷には一味違う楽しみ方があっていいですね。
水仙を見に来たのですが、色々と不思議な観光地です。
↑立川水仙郷を回っている時に見かけた倒木。
根っこから抜けている様子が凄まじいので、強風で倒れたのか邪魔になって抜いたのか気になってしましました。
すぐ近くの木がロープでしっかり繋がれていたので、多分抜けてしまったんだろうなと想像しつつ、突っ込みどころを見つけるのが面白い観光地でした。
「この施設全体が突っ込み待ちなのかもしれない」と思う程。
開けた場所になっているのでキャンプ場として使えばいいのにな~と思っていたら、水仙のオフシーズンには立川オートキャンプ場として春から秋に開設されていたようです。(今もしているかどうかは不明)
ちなみに、観光し終わってから出口と示される方向に車を走らせましたが、あまりの急な坂道っぷりに「えぇ?合ってる?」と心配に。
周りを見渡しましたが、この道しかないので頑張って走りました。
下りも急でしたが、上りもかなり急でした。
帰っている途中に何やら怪しい神社のようなものもありましたが、後ろから車が来ていたので見ないまま出てきてしまいました。
何があったのか少々気になる所。
灘黒岩水仙郷と立川水仙郷をめぐってみての感想
実家の庭に毎年たくさん勝手に咲いており、毒があるから触らないように言われていたので、今まで全く興味のなかった水仙ですが、景色のいい所に群生している様子は美しいですね。私にとっては嗅ぎ慣れた懐かしい水仙の香りですが、子供はあまり匂ったことがなかったのでいい経験になりました。
灘黒岩水仙郷は公営なので警備員やスタッフの方がとても多く、車の誘導がスムーズで、写真スポットでは声をかけてくれて集合写真を撮ってくれてとても助かりました。
食事処があったり特産品が購入できたりするのもいいですね。
立川水仙郷は私営なので手作り感があって独特の個性がありました。
水仙の数が多かったら立川水仙郷の方が綺麗に水仙が見えるような気がするのですが、どちらもそれぞれの良さがあるので、時間に余裕のある方は見比べてみてもいいかなと思います。
どちらも晴れた日に行くのがベスト。
雨だと足元がぬかるみますし、晴れ間のある時の方が水仙と青空の対比が綺麗です。
公式サイトには開花情報もあるので、来年には満開の時期にお邪魔したいなと思います。
灘黒岩水仙郷と立川水仙郷の周辺施設
↑こちらは灘黒岩水仙郷にあった看板ですが、冬の南あわじ市の観光スポットの紹介がされていました。
・道の駅うずしお
・うずしおクルーズ
・淡路じゃのひれアウトドアリゾート
・うずの丘大鳴門橋記念館
・イングランドの丘
・淡路人形座
…の6か所の観光施設が紹介されていました。
灘黒岩水仙郷も立川水仙郷も短い時間で回れる場所なので、他の観光施設も一緒に楽しめるのがいいですね。
【灘黒岩水仙郷 施設情報】
住所:〒656-0551 兵庫県南あわじ市灘黒岩2
電話番号:0799-56-0720
開園期間:令和元年12月21日(土曜日) ~令和元年2月下旬(未定)
開園時間:午前9時~午後5時(最終入園は午後4時30分)
入園料金:大人600円(税込)、小中学生300円(税込)
公式サイト:http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/suisenkyou/
【立川水仙郷(たちかわすいせんきょう) 施設情報】
■公式サイトにて、割引券発行中。JAF割引もあり。
住所:〒656-2543 兵庫県洲本市由良町2877−22
電話番号:0799-27-2653
開園時間:午前9時~午後5時
入園料金:大人500円(税込)、小中学生300円(税込)、幼児無料
公式サイト:https://tachikawa-suisen.com/
ちなみに、当方が今回淡路島を巡った際のプランは、
・灘黒岩水仙郷(現在のページ)
→立川水仙郷(現在のページ)
→焼あなご屋 亘でランチ
→たこせんべいの里
→薫寿堂でお香作り体験
→伊弉諾神宮
→パルシェ 香りの館・香りの湯で買い物
→ここちよで夕食
…と駆け足ですが淡路島を横断するような形で観光しました。
淡路島には思ったより多くの観光地があり、それぞれ楽しむことができて良かったです。
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